【ガンプラ製作レビュー】プレバン限定 HGUCゾゴック ジャブロー攻略戦仕様
プレミアムバンダイの製品にてレビューコンテストなるものが開催されているとのこと。
どのアイテムでも参加可能で発売時期も関係なし。
早速、罪(積み)を確認して『HGUCジュアッグ(ver.MSV)』と迷ったあげく『HGUCゾゴック ジャブロー攻略戦仕様』を選択。
レビューコンテストに参加してみることにしました。
キット詳細
- プレミアムバンダイ限定商品
- 発売日 2013年7月10日予約開始
- 価格 1995円(税込)
- シリーズ ハイグレードユニバーサルセンチュリー
- 登場作品 機動戦士ガンダムMSV
- 型式 MSM-08
MSM-08 ゾゴック(ユニコーンVer.)の成型色が変更されたものです。
限定キットということで、通常版にはない専用マーキングシールが付属しています。
それでは開封です。
順を追って紹介していきます。
まずは取説
実はHGUCシリーズのプレバン限定商品は初めての製作になります。
全てモノクロの取説にビックリしました。
通常版に追記されているわけでもなく、新規のモノではありますが…
あまりにも簡素です。
表紙も無ければ、カラーガイドもサッパリ(?_?)な感じです。
今はGoogle先生に聞けば画像が見つかりますが、これを見るだけでは完成イメージがわかないような…
箱もモノクロみたいなものですし。
続きましてランナー
HGUCシリーズとしては標準的なランナー数ではないでしょうか?
MGメインに製作しているのでスッキリしたランナーに感じました。
最後にシール
画像右がプレバン限定キットのみに付属のマーキングシールになります。
製作スタート
それでは組み立てていきます
サクッと仮組
最終的に飾る状態をイメージして組み立ててみました。
外せなくなりそうなパーツは組付けていません。
仮組ってどこまだパーツを組んでいくのか毎回悩ましいです。
気になる箇所
各部をチェックしてみます。
合わせ目が目立ちます。
この頃(2013年)は、まだまだモナカ合わせのパーツが多かったようです。
目立つ肉抜き穴が手にあります。
親指の箇所はガッツリな肉抜き穴です。
気になる箇所は修正しましょう。
合わせ目消し
今回対象になったパーツは下記です。
- ハンド
- 手首
- ロッドアーム
- 股関節の球体部
- モモ
ロッドアームは1個(右腕)のみ選択です。
接着剤をムニュっとなるようにタップリつけて接着。
しっかり乾燥させてから、はみ出た分を削りました。
胴体部分の合わせ目消しは僕の技術力では無理と判断しました。
合わせ目消しを行うと外装の取り外しが不可能になります。
となると、段落ちモールド化でごまかすのが良いなと。
今回ばかりはBMCダンモが欲しくなりましたね…
肉抜き穴を埋めます。
エポパテで埋めておきました。
エポパテを削り成形完了です。
部分塗装
肉抜き穴を埋めたので塗装が必要になってしまいました。
手と同じ色のロッドアームのパーツも塗って色を合わせることに。
ロッドアームの先端?がシールで再現するようになっていたのでそこも忘れずに塗装します。
サフを吹きます。
成型色が違うのでサフを吹いてから本塗装です。
サフは
【プラモデル考察】今吹いているそのサーフェイサーってホントに必要?
に基づき作業です。
成型色を活かすのでサフが乗って欲しくない箇所にはマスキングを行ってからのサフ吹き~塗装への作業になります。
プチトラブル発生
上の画像をよく見ていただくとよく分かると思います。
埋めた肉抜き穴にモールドを掘り忘れました(泣)
気を取り直して、デザインナイフでモールドを再現します。
ちょっとやっつけ風味になってしまいました。
BMCタガネ等の工具が欲しくなったのは内緒です(爆)
メインカラーで塗装です。
- クレオス Mr.カラーGX GX1 クールホワイト
- クレオス Mr.カラー35 明灰白色1
- クレオス ガンダムカラー グレー9
- クレオス Mr.カラー67 パープル
クールホワイトをベースに上記のカラーを目分量で色を作りました。
薄い色に濃い色を足していくのがコツとプロモデラーさんが言ってました。
ついでにバーニアも
今回、バーニアは内側をモンザレッド、外側は安定のシルバーです。
モンザレッドを吹いてから、マスキングしてシルバーを吹きました。
ハイゴッグ2号機のバーニア塗装と同じ塗り分けですね。
ちょっとだけディテールアップ
組んでいくとちょっと欲が出てくるという安定の展開です(笑)
塗装が乾燥するまで手が止まるので気が変わらないうちにやっちゃうことにしました。
ブーメランカッターのシャープ化
『カッター』というくらいなので薄くしてみることに。
合計10個、セラカンナで削り込みました。サボれる省けるところは省いて完成に近づけるがモットーなので露出している側だけです(自爆)
ブーメランカッターの先端にプラ板を貼るなどして削り込むほうが先端を尖らせることができます。
今回も成型色を生かす方向なので削り込みだけ行いました。
画像、向かって左が削り込み後、向かって右がキットのままです。
ちょっと変化が分かりずらいかも (自爆)
猫背にするために
ランドセルの動力パイプで固定されるため腰回りが動きません。
特に素立ちでS字立ちにならないのは残念です。
調べてみるといろいろな加工をしてみえるようですが、思いきって動力パイプを画像の位置でカット。
画像は片方ですが、両方カットします。
取り付けてみました。
固定されていないのでポロリしがちにはなりますが…
組み立ててしまえば、背中はランドセルで固定できるし腰の部分は差し込んで固定できるので問題ないかと思います。
なんということでしょう!
ちょっと強引ですが、ここまで猫背にすることができます。
予想通りランドセルでそれなりにしっかり固定できています。
ここの加工はオススメですが、マネされるのであれば自己責任でお願いします。
表面処理は安定のメラミンスポンジで
各セクションに分けた状態でメラミンスポンジでつや消し仕上げにしていきます。
塗装したパーツは当然取り付けずに作業を進めます。
塗料が剥がれちゃいますからね。
お手軽につや消し仕上げと表面を整えます。
もちろん最後に吹く、つや消しクリアーの足付けにもなります。
メラミンスポンジで作業を行う際の最大の注意点!
メラミンスポンジでの作業はマスク必須です。
想像以上にホコリや削りカスが舞うことで吸い込むと大変なことになります。
防塵マスクを1つ購入されることをオススメします。
少し大げさですが下記のようなマスクと同タイプのモノを使用しています。
エアーブラシや缶スプレーを使う塗装の時にも便利ですしね。
持っていて損は無いと思いますよ。
スミ入れも忘れずに
成型色が暗めの箇所にモールドが多いので
メイクアップ材シリーズNo.131 スミ入れ塗料 ブラック タミヤ T 87131 メイクアップ 131 スミイレブラック
を使用しました。
モールドにそって流していきます。
スミ入れを行うことでキットにメリハリがでますね。
マーキングシールを貼ろう
いつもは貼らないマーキングシールを貼ります。
当時のMSVのイラストはマーキングされていてリアルに見えたものです。
意外とシールの余白は目立ちます。
老眼との闘いが、今…
始まるのです!(自爆)
取説の指定の箇所を確認しながら貼っていきます。
つや消しクリアーで最終仕上げ
マーキングシールの剥がれ防止にもなるので、吹き残しのないように注意します。
今回も【簡単 時短モデリング】瓶入りサーフェイサーや、よく使う塗料をまとめて希釈しておくことで便利に使おうで準備したつや消しクリアーを使っていきますよ。
つや消しクリアーを薄く・満遍なく・タップリとエアーブラシで吹いていきます。
今回、武器は飽くまでMSV版ということで製作しませんでした。
大河原先生のイラスト画では武器の装備がありませんでしたからね。
サボりじゃありませんのであしからず(笑)
最後にクリアーパーツを取り付け
モノアイまわりのパーツはクリアー素材を生かすためにつや消しクリアー後に取り付けます。
モノアイはHアイズのピンクに変更。サイズは3.5mmです。
裏側はラピーテープの定番工作です。
これだけでもグッと良くなります。
完成です!
安定の素立ち
アクションポーズ
ゾゴックパーンチ!!
振り上げた右腕でジャブローのトーチカを破壊しようとするゾゴック。
ブーメランカッター発射!
今回は武器を製作しなかったので、アクションポーズがパンチ主体になりがちでした。
というか…
パンチするとマニュピレーターが壊れちゃうんじゃないかという野暮なことはショナイ(内緒)案件です(笑)
まとめ
まずは一言。
かっこいい!
ですね。
ビックリドッキリメカといわれるゾゴックですが 現在にリファインされたというかスタイリッシュです。
進めていくうちに欲がでてしまい一部塗装をしましたが、成型色だけでほぼほぼ再現されています。
マーキングシールも当時を知っている僕は大河原先生のイラストを思い出しますね。
日頃MGをメインで製作しているせいもありますが、肉抜き穴や合わせ目が目立つところ等、どことなく物足りなさを感じました。
何よりも、外箱、取説がモノクロなので見づらいのが気になる点です。
マーキングシールを除くと、ぶっちゃけ全塗装してしまえば再現できなくもないといえばそれまでです(爆)
それを思うとプレイバリューがそこまで高いキットではないのかもしれませんね(汗)
その辺りが再販もされていない理由なのかなと思ったりします。
ですが、塗装をしないメリットはポーズを付けたり、ブンドドしたりしたときに
塗装のはがれを気にしなくても良い
という最大のメリットがあります。
2020年3月現在、入手は出来ません。
更にはプレミアムバンダイ限定ということで送料もかかります。
割高な感じが否めなくもないですが、総じて良キットだと思います。
通常版の購入は時間の問題かと思います(笑)
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