【お役立ちネタ】ペーパーがけをキレイに仕上げるちょっとしたコツとは?

2019年5月26日

お疲れ様です。
永遠のプラモデルビギナーなつっぢーです。

今回は、永遠のビギナーのくせにスキルアップにつながるであろう

ペーパーがけのコツ

なるものを紹介してみようと思います。

僕が自信を持って紹介のできる数少ない工程です。

あれ?ペーパーのキズが消えてないぞ?

なんて思ったことはありませんか?

例えば例えばペーパーを

400番

600番

800番

の順で仕上げたにも関わらず、何故かペーパーの跡が残っている。
ペーパーをかけてもかけてもペーパーの跡が消えない。

そんな経験はありませんか?

サフを吹いたり、塗装後にペーパーの跡が残っている事があるのはなぜでしょうか?
そのメカニズムについて紹介したいと思います。

残っているペーパーの跡を『ペーパー目』
それが残っている状態なのでパーツの状態を『目残り』と呼ぶそうです。

どのようにペーパーがけを行うと目残りが出来るのか?

答えはズバリ

全て同じ方向でペーパーがけをしていませんか?

つまり、仕上げているつもりが…

どんどんパーツのキズを深くしている

といった状態に陥っているのです!

実際に作業しながら紹介していきましょう

今回使用するペーパーは100均セリアで見つけたキューブ型やすりです。

セリア キューブ型やすり

若干、粗い気がしなくもないですが番手の違うペーパーが貼り付けてあり、
大きさもちょうどよく最近のお気に入りアイテムです。
400番、600番、800番、1000番のペーパーで各番手ごとに発売してくれれば
更に秀逸なアイテムかと思われ。

240番とかいらないし…

ま…
削れなくなれば中身のスポンジだけ再利用して…(笑)

今回のドナーはこちら

さてはて、ジャンクボックスから発掘したMGガンダムver1.5のシールドです。

ペーパーがけ ドナー

作業しやすいように赤い部分だけで検証します。
成型時のヒケをとってみようと思います。

まずは、荒削りで400番から画像の黄色の矢印の方向に削っていきます。
削っているほうは裏側になるので400番で削っています。
紛らわしくてすいません…

400番

次に中削りの600番で画像の黄色の矢印方向に削っていきます。
お分かりだと思いますが、削っている裏側は600番です。
またまた、ややこしいですね(爆)

600番

ここで注目です!


注目する箇所は…

ペーパーを動かす方向です!

これが最大のポイントなのです。
黄色の矢印の方向に注目してください!

必ず前の工程の削る方向に交差するように
仕上げていきます。

こうすることで、前の工程のペーパーの目がつぶれていくことでキレイに仕上がっていくわけです。

そして800番で画像の黄色矢印の方向に削り仕上げていきます。
当然ですが、削っている裏側がは800番です。
やっぱり紛らわしいですね(汗)

800番

仕上がりはこんな感じです。

ペーパーがけ 完了

見た感じ、ペーパーのキズによる目残りは見えません。
モールドに残った削りカスを爪で取った時に付いてしまったキズはご愛敬(自爆)

つや消し仕上げにするので800番で工程完了としました。
ヒケが目立たなかったりパテ盛りしなかったりと、さほど表面が気にならないパーツですと
600番→800番で終了することもあります。

サフ吹きしてチェック!

サフ吹き

十分、キレイに仕上がりました。
納得な仕上がりです。

ここで疑問がでませんか?

『じゃぁ、ペーパーが届きづらいところはどうするの?』

えーっと…

うまく応用してみてください(爆)

この辺りが、初心者を脱出できない原因ですね(笑)

まとめ

ペーパーがけを行う際には、ペーパーを動かす方向が最大のポイントです。
ペーパーをかける工法が前の番手に交差するように行うことで
目残りの無い仕上がりになります。

この作業は本職の研磨屋さんから教えていただいた方法です。
プラモデル限定ではなく、いろんなモノを磨くことに使えます。
試してみてくださいね。

2019年5月26日

Posted by つっぢー